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世界各地に伝わる様々な占い

★世界占い辞典★ ー下ー

世界占い辞典ー下: 概要
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道具・数・日

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◆ソロバン占い

紀元前数百年前に中国に起こった占いだという。占い方としては出生年月日時を合算し、合算した数字をバラしてたして一桁の数字に直し、その数字の意味から吉凶を見、最初の合算された数値の下一桁の数に3を掛け、出た値から運を見るというもの。※ヌメノロジーによく似ている。

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◆四目録占い

平安初期に真言宗と共に弘法大師が開いたものとされ、正式には「弘法大師伝来四目録占之秘伝」と呼ばれる。占い方としては“年齢(かぞえ)の数”“占う月(旧暦)の数”“占う日(旧暦)の数”“占う時刻の数(昔の時刻換算法に直す)”をまず書き出して、合算し、その合計数を8で割る。割り切れずに余った数を表から捜しだし、その項目がが質問の答えである。

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◆ナポレオンの神託占い

ナポレオンがその日の運勢を見るために用いたという占い(※方法は「ジプシーの占い」潮文社 参照)

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◆畳算

畳の上で扇やかんざしを投げ、落ちたところから端までの畳の目を勘定して偶数か奇数かによって吉凶を判断するというもの。遊郭で流行った占いの一つ。

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◆印相法

印鑑(印章)をみて吉凶をみる方法。日本では弘法大師がこれを伝え、安倍有宗入道が後醍醐天皇の時代にこの占いをしたという記録がある。一説によるとインドが発祥の地らしい。その印相を持った所有者の運勢を占うもの。印体(材質・形象・寸法)と印面(文字・書体・文字の配置・接触点)から判断する。

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道具・木・鏡・宝石

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◆ 数珠占い

チベットに伝わる占い。ばらしてある数珠を両手の指先でつまみ、その手の中にある数珠の数で吉凶、またはイエスかノーという答えを導き出すもの。日本では、左手で数珠を掴み、額のところにあてながらその珠を9回右手に引き寄せる。そして9回目の珠の残りが奇数ならば神意にかなったと見る。

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◆サイコロ占い  Astragalomancy

サイコロ占いの起源は約5000年前に逆上る。当時のやり方としては、羊の足首の骨を放り投げ、地上に落ちた時の面を見て占うというもの。古代メソポタミアでも同様の方法が見られ、アフリカのバンツー族は特種な27個の骨を使って占う。サイコロの原型は動物の距骨で、エジプトやギリシャ、中国、アメリカインディアンにもこの占いの記録が残っている。※ダイス占いともいう ダイス=サイコロ

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◆ドミノ占い

古い記録では約2200年前の中国が発祥の地となっており、インドや韓国、エスキモーなどにも伝わる占い。ヨーロッパ式の代表的な方法としては28枚のドミノをテーブルの上で混ぜ、一枚のドミノを無造作に選び、ドミノに与えられている解釈に従って判断を下すというもの。この占いは月曜と金曜を避け、月一回だけ行い、決して3枚以上のドミノを開いてはならないという約束事がある。

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◆木片占い  Xylomancy

樹皮の片側をはいだ小枝を3本用意し、地上にほうり投げる。その樹皮側が上を向いた形からシンボルを読み取るという占い。5000年ほど前、ヘブライで行われていた。

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◆ドルイドの棒占い Druid stick, Rune stick

イギリスはスコットランド(ケルト民族)のドルイド僧が行っていた占い。ドルイドスティックとはサクランボやリンゴの樹で作った幅1~1,5cm、長さ20~30cmの薄い棒の片面の中央に黒い点、反対側に二つの点を書き込んだもの。これを4本と紙に書いた(あるいは地面に書かれた)表を使って占う。占い方はちょっと複雑なので説明は省略。

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◆ルーン占い  Rune stone

ある説では、エトルリア地方が発祥の地としており、ゲルマンのゴート族に伝わり、スカンジナビア地方へ流布したということである。現代のアルファベットの原型でもある北欧古代文字(フウスアルク)を25個の石や粘土(元はオークに刻まれていた)に書き込んだものを袋に入れて混ぜ、地面に落とす。表向きになった石のフウスアルクの概念に従って解釈がなされるという占い。ルーンとは日本語に訳すと“不思議”という意味になる。

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◆鏡占い  Catoptronmancy

鏡に映った自分の姿を凝視したり、水占いや水晶球占いと同じくイメージやシンボルを見て占う。たいてい鏡を傾けて月やロウソクの光を反射させ、その明かりの中で占う。4500年前のエジプトでは磨いた金属板が使われ、ギリシャでは青銅が、メキシコのアステカではオニキスが、イタリヤでは黒いガラスが用いられていた。始めに鏡を使ったのはペルシャ人であるといわれる。中国でも鏡を使っていたとされる。チベットでは“テラ”と呼ばれ、磨いた石か金属が使われた。そして面白いことにチベットでは、赤く色を塗った指にロウを重ね塗りし光らせ、光を反射させて占う方法もある。そしてこの占いは盗人を見つけるためにも用いられた。

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◆レンズ占い  Speculomancy

球体ではない楕円形や卵型の水晶、そのままの形の水晶、本物のレンズなども占いに用いられた。

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◆水晶占い  Scryng

“Scryng”とは、古い英語で「遠い景色」という意味がある。水晶球を凝視し、いくつかのイメージや映像が浮かぶのを見る占いである。

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◆宝石占い

水晶占いと同じく、石を凝視して占う方法と、石占いに見られるように、さまざまな色の宝石を落として占うものとある。

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◆真珠占い

真珠に魔法?をかけ壷に閉じ込める。盗っ人の名が出ると、この真珠が跳びはね音を立てて真実を告げるというもの。

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◆貝殻占い(ブシオス)

長さ2,3センチの七個の巻き貝を、この占い用の布(白い布に色とりどりのビーズの輪をちりばめたもの)の上に投げる。各色は神を表し、貝殻とその色の兼ね合いから、神託を得る

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◆ 矢占い  Belomancy

古代バビロニアの首都バビロンで行われていた占い。何本かの矢を地面に落とし、その矢が落ちた様から象徴的パターンを読み取るという占い。戦場で兵士たちによく用いられた事から戦闘占いともいう。

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◆ 斧占い  Axiomancy

矢占いの斧バージョン。この場合、落とした斧の方向で物事を決める。チベットや朝鮮、ギリシャ、アラブ諸国などあちこちで見られた占い。斧を丸い杭に打ち込みその振動と動きを見て、罪人を裁くという方法もあった。

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飲食物

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◆卵占い  Ovomancy

壊れた卵の形から占ったり、ゆで卵のひびの入り方で見るやり方や、割った卵の白身と黄身の状態などで占う方法などがある。イギリスではレントの解禁のお祝いの席で初めて食べる卵でイースターエッグ占いをする習慣がある。

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◆米占い (フマウラ)

米には魔を払う呪力があると言われる。湯立てた釜の中に五枚の一文銭と米を入れ、その米粒の様相から吉凶を見る。もう一つのやり方としては、三人が拳を重ね、その上から米を落としてその形状から、吉凶を見る。

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◆ぶどう酒占い

占い方は・・不明

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◆お茶占い

ウーロン茶やラプサン茶など黒っぽい葉のものがこの占いには適している。白か明るい色のカップを使って、お茶っ葉ごと茶を入れ、質問者がお茶を飲む(全部飲んではいけない)カップを左手で持ち、時計方向に三回回してから、テーブルまたは皿の上へカップを下に返す。三秒待ち、中を見て、カップの中に残ったお茶の葉の形から質問者の将来を読み取る。

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◆コーヒー占い

イタリアで始まったとされる占い。お茶占いと同じにコーヒーかすを使って占い方法もあるが、アイルランドではホーローのポットに湯を沸かして、大サジ一杯のコーヒーと卵のからを入れ、火から降ろし5分置いて、後は上記のお茶占いと同様である。ただし、お茶占いと違う点は、占いをしてから24時間のことだけしか見れないという点で、カップの取っ手がある所を時計の文字盤の12時とし、事が起こる時間を割り出すのである。

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植物

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◆花びら占い  Phyllorhodomancy

世界中で見られる占いで、花びらを一枚一枚ちぎって占うやり方と、水の上に浮かべた様子から答えを導き出すものとある。

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◆種占い

マダガスカル島では、地面に円を幾つか描いて、その中に種を落とし、その形からシンボルを見て占う。

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◆タマネギ占い  Cromniomancy

タマネギの新芽で占う。例えば、結婚相手を占うとして、タマネギに候補者の名前を書き、一番先に芽が出たタマネギに書かれた名前が答えであるというもの。

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自然現象

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◆稲妻占い  Ceraunoscopy

ペルシャ、ギリシャで見られた占い。稲光りのパターンからシンボルを見て占う。

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◆大気占い  Aeromancy

雲など空にあるものの形で占う方法、大気の変化と現象を検査して占う方法とがある。

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◆風占い  Austromancy

風向きなど風の吹き方で占う。

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石・砂・塩

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◆小石占い   Pessomancy

石を地面に落として、石が散らばった様からシンボルを読み取る。マサイ族は、其の際雄牛の角から作った小さな玉を投げて占っている。

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◆土・砂占い Geomancy

エジプトや中東諸国、アメリカインディアの間で行われた非常に古い占い。砂や土を手から地上に落として、その形から占う。ナバホ族の場合は違う色の砂を組み合わせて占ったと言う。また、ヨーロッパでは砂を皿に入れて、鉛筆あるいは棒を持ち、目を閉じて、皿の砂の上にアトランダムに点をうっていく。こうして出来た点の集合体からイメージをつかみ、シンボルを占う。

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◆塩占い  Alomancy/Halomancy

占い方は上記の土占いと同じである。

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水・油・インク

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◆水占い  Hydoromancy

水の中に幾つかの石を落としその波紋から占う方法と、水の中を透視する方法とがある。

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◆わき水占い  Pegomancy

泉や噴泉の水の湧き方などで占う。

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◆濁水占い  Artramentamancy

古代アラブで行われていた占いの一つで、水の中にインクを入れて濁らせ、その水の中を凝視し、イメージを得る占い。英国では水の入ったグラスの底に磨いたコインを入れて占うという方法を使っていた。

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◆油膜占い  Lecanomancy

水に油を落とし、その油の形からシンボルを見て占った。

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火・煙・ロウ・灰

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◆ランプ占い  Pyroscopy

松明やランプの炎の形を読む占い。

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◆火占い  Dyoscopy

粉にしたエンドウ豆を燃やし、その炎の形状からシンボルを読み取る。

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◆油芯占い  Lychnomancy

1700年前のエジプトで行われた方法で、ランプの芯の形から占うというもの。この場合、子供が占うのがお約束である。チベットでは、マポと呼ばれる占者によって“マグメタグパ”というバターランプを使う占いが今でも行われている。そして、月の8日か10日、半月か満月の日に行われなければならないと言う。

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◆月桂樹占い  Dephomancy

月桂樹の葉や枝を燃やし、燃え方からシンボルを得る。

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◆ドルイドの煙占い  Capnomancy

バビロニアでも用いられていた占いで、スギの木を燃やして出た煙の形から占った。

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◆香占い  Libanomancy

香料を燃やして、その時の煙を見て占う方法と、アジアではお香(インセンス)を焚いてその燃え方や燃えかす、煙の向きなどで占う方法もある。

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◆木炭占い  Spodomancy

これは木を燃やした後の消し炭の形を見て占う

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◆灰占い  Taphramancy

木炭占い同様、燃え残った灰の形状から、シンボルを読み取るというもの。木の樹皮に質問事項を書き、火の中に入れて燃やす。

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◆鉄占い  Sideromancy

ローマで行われていた占いで、熱く熱した鉄板の上にワラを起き、熱でよじれるワラの形を見て占う。

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◆ロウ占い  Ceomancy

ローマ時代に用いられ、中世ヨーロッパで流行り、1700年代にスペインで普及した占い。またハイチのブードゥー教の呪術師もこの占いを用いている。この占いでは12時間の事が占われる。赤いロウソクに火をつけて一時間おいておく。その間に占いたい事を決める。底の浅い皿に冷たい水をたたえ、約20cmの所から そのロウを垂らす。固まったロウの形状からシンボルを読み取るというもの。

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◆鉛占い  Molybdomancy

溶けた鉛を水に入れ、できた形から占う。又は溶けた鉛を水中に落とした音により神託を得る、これはモリブデン占いともいう。

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